高所作業用の電動リフト|製品比較・選び方Basic_knowledge

工場や倉庫、商業施設、体育館などで照明交換や設備点検、メンテナンスを行う場合、作業する高さだけでなく、搬入経路や設置スペースに合わせて高所作業機器を選ぶ必要があります。
エイハン・ジャパンでは、コンパクトでアウトリガー不要のS3006P・S3010Pから、最大作業高16.5mまで対応するUL-Eシリーズまで、高所作業に使用できる電動リフトを取り扱っています。
作業高さ、搬入口の寸法、エレベーターの有無、設置スペース、作業人数など、現場の条件に合わせて適した製品をお選びいただけます。

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エイハン・ジャパンの電動リフトを比較

電動リフトを選ぶ際は、まず「どの高さで作業するか」を確認します。
比較的低い位置での作業にはS3006P・S3010P、5mを超える高所での作業にはUL-Eシリーズが選択肢となります。

製品 最大作業高 最大床高 最大積載荷重 本体幅 動力 アウトリガー 主な特徴
S3006P 3.96m 1.96m 240kg 0.76m 12V DCバッテリー 不要 軽量・コンパクト、通常間口を通過
S3010P 5.0m 3.0m 240kg 0.76m 12V DCバッテリー 不要 S3006Pと同じ幅で作業高5mまで対応
UL-E 6.70~13.92m 4.7~11.92m 136~159kg 0.74m AC100V/DC仕様 必要 汎用性の高いスタンダードタイプ
UL-EI 6.70~9.50m 4.7~7.50m 159kg 0.82m AC/DC仕様 不要 アウトリガーを張らずに設置可能
UL-EW 最大16.50m 最大14.50m 機種により異なる 0.80m AC/DC仕様 機種による ツインマスト・2人乗りタイプ

※製品仕様は変更される場合があります。導入時は各製品ページ・最新カタログをご確認ください。

3.96mまでの作業ならS3006P

S3006Pは、最大作業高3.96m、最大床高1.96mの手押し式シザースリフトです。
全幅0.76m、全長1.23mのコンパクトな本体で、通常間口を通過できます。アウトリガーも必要ないため、店舗や倉庫など設置スペースが限られる場所での高所作業に適しています。
スーパーやホームセンターなどの商業施設における天井作業、倉庫の商品棚へのアクセス、展示室内の装飾・調光作業などに使用できます。

S3006P・S3010Pの詳細を見る

S3006P・S3010Pの作業範囲を示す公式図

S3006P・S3010P 作業範囲図(公式掲載図)

5.0mまでの作業ならS3010P

S3010Pは、S3006Pと同じ全幅0.76m・全長1.23mながら、最大作業高5.0mまで対応します。
最大積載荷重は240kgで、S3006Pと同様にアウトリガーは不要です。
比較的コンパクトな機体でより高い位置まで作業したい場合や、倉庫・商業施設などで脚立では対応しにくい高さの設備点検・照明作業を行う場合に適しています。

S3006P・S3010Pの詳細を見る

5mを超える高所にはUL-Eシリーズ

UL-Eシリーズは、より高い位置での点検・メンテナンスに対応する電動リフトです。
用途や設置条件に合わせて、3つのシリーズから選択できます。
UL-E
汎用性の高いスタンダードタイプです。最大作業高13.92mまでラインアップしています。
UL-EI
アウトリガーを張らずに使用できる細身タイプです。設置スペースが限られている場所や、作業対象物の近くまで機体を寄せたい場合に適しています。
UL-EW
ツインマストを採用した2人乗りタイプです。シリーズでは最大作業高16.5mまで対応しており、2名での作業や工具・材料を載せて作業したい場合に適しています。

電動リフト UL-Eシリーズの製品イメージ

UL-Eシリーズ

アウトリガーを張らずに使用するUL-EIシリーズ

UL-EIシリーズ

2人乗りに対応するUL-EWシリーズ

UL-EWシリーズ

電動リフトとは

電動リフトとは、作業者が乗る作業床を電動で昇降させ、高い場所での点検・メンテナンス・照明交換などに使用する高所作業台です。
「電動リフト」という名称は荷物を運搬するリフトにも使われますが、ここでは人が作業床に乗って高所作業を行うための電動リフトをご紹介しています。
エイハン・ジャパンで取り扱うS3006P・S3010Pは、作業場所まで人の手で移動させ、作業床を電動で昇降させる手押し式シザースリフトです。
UL-Eシリーズについても、作業高さや設置条件に合わせて複数の手押し式電動リフトをラインアップしています。
屋内で使用しやすいコンパクトな機種から10mを超える高所に対応する機種まで選べるため、工場、倉庫、商業施設、体育館など幅広い施設で使用できます。

電動リフトを選ぶ際に確認したい5つのポイント

電動リフトは、必要な作業高さだけで選ぶと「作業場所まで搬入できない」「アウトリガーを展開できない」といった問題が発生する可能性があります。
導入前には、次の5つを確認することが重要です。

1.必要な作業高さから選ぶ

まず、床面から実際に作業する位置までの高さを確認します。
目安として、

  • 3.96mまで:S3006P
  • 5.0mまで:S3010P
  • 6.7m以上:UL-Eシリーズ
  • 10mを超える高所:UL-EまたはUL-EW
  • 最大16.5mまで:UL-EW

から検討できます。
ただし、「最大作業高」と「最大床高」は異なります。
最大床高は作業床そのものが上昇する高さ、最大作業高は作業者が作業できる高さの目安です。製品を比較する際は、必要な作業位置とそれぞれの数値を確認してください。

2.搬入口や通路の寸法から選ぶ

屋内で電動リフトを使用する場合は、作業場所まで機械を搬入できるかを事前に確認する必要があります。
特に確認したいのは次の項目です。

  • 出入口の幅・高さ
  • 通路幅
  • 曲がり角のスペース
  • 段差の有無
  • 製品の格納時高さ
  • 製品の全幅・全長

S3006P・S3010Pは全幅0.76mのコンパクト設計で、通常間口を通過できます。
UL-Eシリーズも全機種が2mの通常間口を通過できる設計となっており、UL38Eまではチルトバックせずに通常間口を通過できます。
作業する高さだけでなく、作業場所までの搬入ルートも含めて機種を選定することが重要です。

3.エレベーターに積載できるか確認する

2階以上の施設や大型商業施設、オフィスビルなどで使用する場合は、エレベーターへの積載可否も重要な選定条件になります。
UL-E/UL-EIシリーズでは、最大床高11.8mのタイプまでエレベーターへの積載に対応しています。
ただし、すべてのエレベーターへ無条件に積載できるわけではありません。
導入前に、

  • エレベーター入口の幅・高さ
  • かご内の幅・奥行き・高さ
  • エレベーターの最大積載荷重
  • 電動リフトの格納寸法
  • 電動リフトの重量

を確認してください。
エレベーターの仕様が分かれば、搬入可能な機種についてもご相談いただけます。

エレベーター寸法から機種を相談する

4.アウトリガーを展開できるか確認する

高所まで作業床を上昇させる電動リフトでは、安定性を確保するためにアウトリガーを使用する機種があります。
一方、設備や商品棚、壁などが近く、アウトリガーを張る十分なスペースを確保できない現場もあります。
そのような場所では、

  • S3006P
  • S3010P
  • UL-EIシリーズ

など、アウトリガーを必要としない製品を検討できます。
特にUL-EIは、5mを超える高さで作業したいものの、アウトリガーを広げるスペースがない場合に適したシリーズです。
一方、UL-Eシリーズを選択する場合は、本体寸法だけではなく、アウトリガーを展開できるスペースまで含めて確認してください。

5.作業人数・電源・床条件から選ぶ

作業する人数や持ち込む工具・材料によっても、適した製品が異なります。
2名で同時に高所作業を行う場合は、2人乗りに対応したUL-EWシリーズが選択肢となります。
作業者だけではなく、作業床へ載せる工具や材料を含めて、製品ごとの最大積載荷重を確認してください。
また、電源条件も重要です。
S3006P・S3010Pは12V DCバッテリーを搭載し、内蔵型の90V~240V対応充電器を備えています。
UL-EシリーズはAC100Vで使用できるほか、機種によってはバッテリーと充電器を備えたDCタイプも選択できます。
さらに、屋内では床耐荷重の確認も必要です。
使用する施設の床耐荷重と製品重量を照らし合わせ、使用可能かを事前に確認してください。

電動リフトの操作に資格は必要?

エイハン・ジャパンが取り扱うS3006P・S3010P、UL-Eシリーズは、操作に特定の資格や講習修了を必要としない製品です。
自走式の高所作業車は、作業床高さ10m未満の場合は高所作業車運転特別教育、10m以上の場合は高所作業車運転技能講習が必要となります。
一方、本ページで紹介している手押し式電動リフトは、自走式高所作業車とは異なる高所作業台です。
そのため、「高所作業車の運転資格を持つ作業者がいない」「屋内作業用に資格を必要としない高所作業機器を探している」といった場合にも選択肢となります。
ただし、資格が不要であることと、高所作業に関する安全対策が不要であることは異なります。
高所で作業する際は、取扱説明書や関係法令に従い、作業場所の確認や適切な墜落防止措置などを行ってください。

電動リフトと自走式高所作業車の違い

電動リフトと自走式高所作業車は、どちらも高所で作業するための機械ですが、大きな違いの一つが移動方法です。

項目 手押し式電動リフト 自走式高所作業車
機体の移動 人の手で移動 機械が自走
作業床の昇降 電動 電動・油圧など
高所作業車運転資格 不要 作業床高さに応じて必要
搬入性 コンパクト・軽量な機種が多い 機種によって大型
主な使用環境 屋内・平坦な床面など 屋内外の幅広い現場
得意な作業 決まった位置での点検・交換・メンテナンス 作業場所を移動しながら行う作業

自走式高所作業車は、作業床に乗った状態で機体を移動できるため、広い範囲を移動しながら作業する場合に適しています。
一方、手押し式電動リフトは、軽量・コンパクトな機種が多く、工場内や商業施設などの限られたスペースへ搬入しやすいことが特徴です。
屋内の決まった位置で設備点検や照明交換を行う場合には、電動リフトが適しているケースがあります。

高所作業台と高所作業車の違いを詳しく見る

電動リフトの導入事例

エイハン・ジャパンの電動リフトは、劇場や大型商業施設など、高所での設備調整・清掃・メンテナンスが必要な施設で導入されています。

神奈川芸術劇場(KAAT)様|舞台照明や大道具の高所作業にUL-Eシリーズを導入

神奈川芸術劇場(KAAT)様では、劇場や施設内の高所作業にUL-Eシリーズを導入しています。
施設全体で5台のUL-Eシリーズを使用しており、劇場用としてUL30E、UL35E、UL40E、施設メンテナンス用としてUL30Eが導入されています。
主な用途は、舞台照明の照射角度や明るさの調整です。舞台上部に設置された照明まで電動リフトでアクセスし、作業者が直接細かな調整を行っています。
そのほかにも、大道具を建て込む際の高所作業や、音響設備・スピーカーの向きを調整する作業など、劇場内のさまざまな高所作業に活用されています。
UL-Eシリーズを選定した理由として、安全性も評価されています。アウトリガーを適切に設置しなければ作動しないインターロック機構など、高所作業時の安全性を考慮した機能が採用されています。

神奈川芸術劇場(KAAT)様の導入事例を見る

神奈川芸術劇場でUL-Eシリーズを活用する様子

神奈川芸術劇場(KAAT)様の導入事例

東京スカイツリータウン様|高所のガラス清掃にUL40EWを導入

東武ビルマネジメント株式会社スカイツリー総合管理所様では、東京スカイツリータウン内の高所にあるガラス面の清掃などにUL40EWを導入しています。
製品を選定する際には、下記の条件を満たす必要がありました。

  • 特定の運転資格を必要とせず、多くの作業者が扱えること
  • 約15mの高さまで作業できること
  • エレベーターで搬入できること

最終的に採用されたUL40EWは、2人で作業床に乗れることも大きな決め手となっています。
高所のガラス清掃では作業できる時間が限られるため、2名が同時に作業することで、1回の上昇で対応できる範囲が広がり、作業の効率化につながっています。
高さだけでなく、搬入条件や作業人数まで考慮して電動リフトを選定した事例です。

東京スカイツリータウン様での導入事例を見る

東京スカイツリータウン様でUL40EWに2人が乗って作業する様子

東京スカイツリータウン様の導入事例

電動リフトについてよくある質問

Q. 電動リフトの操作に資格は必要ですか?

S3006P・S3010P、UL-Eシリーズは、操作に特定の資格や講習修了を必要としません。
ただし、高所作業そのものに必要な安全管理が不要になるものではありません。使用時は取扱説明書や関係法令に従い、適切な安全対策を行ってください。

Q. S3006PとS3010Pの違いは何ですか?

主な違いは作業できる高さです。
S3006Pは最大作業高3.96m、S3010Pは5.0mです。
どちらも全幅0.76m、全長1.23m、最大積載荷重240kgで、アウトリガーを必要としません。

Q. 10m以上の高所でも使用できる電動リフトはありますか?

あります。
UL-EシリーズではUL-Eが最大作業高13.92m、UL-EWは最大16.5mまで対応しています。
作業高さだけでなく、搬入経路や設置スペースも確認して機種を選定してください。

Q. アウトリガーを設置できない場所でも使えますか?

S3006P・S3010Pはアウトリガー不要です。
また、より高い位置で作業する場合には、アウトリガーを張らずに使用できるUL-EIシリーズがあります。UL-EIは最大作業高9.5mまでラインアップしています。

Q. エレベーターで搬入できますか?

UL-E/UL-EIシリーズでは、最大床高11.8mのタイプまでエレベーターへの積載に対応しています。
ただし、実際に積載できるかはエレベーターの入口寸法、かご内寸法、最大積載荷重などによって異なります。
導入前に使用する施設のエレベーター仕様をご確認ください。

Q. 2人で乗れる電動リフトはありますか?

UL-EWシリーズが2人乗りに対応しています。
工具や材料も作業床に持ち込む場合は、作業者を含めた総重量が各機種の最大積載荷重を超えないようにしてください。

Q. 100V電源で使用できますか?

UL-EシリーズはAC100Vで使用できます。また、機種によってはDCタイプも選択できます。
S3006P・S3010Pは12V DCバッテリーで駆動し、90V~240V対応の内蔵充電器を搭載しています。

Q. どの電動リフトを選べばよいか分からない場合でも相談できますか?

はい。
作業する高さや使用場所、搬入経路、設置スペースなど、分かる範囲でお知らせください。使用環境に合わせて適した電動リフトをご案内します。

高所作業に適した電動リフトをご提案します

エイハン・ジャパンでは、最大作業高3.96mのS3006P、5.0mのS3010Pから、最大16.5mまで対応するUL-Eシリーズまで、さまざまな高所作業用電動リフトを取り扱っています。
「必要な高さに合う製品が分からない」
「入口やエレベーターを通過できるか確認したい」
「アウトリガーを張らずに使用したい」
「2人で作業できる製品を探している」
といった場合もご相談ください。
作業高さや搬入経路、設置条件を確認し、現場に適した製品をご案内します。

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